ロバート・フルガム。幼稚園の砂場で学んだ | 砂場と子ども。笠間 浩幸著


人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ
人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ

アメリカの著者、ロバート・フルガムの本です。

時間がありましたら読んでみてください。おもしろい本ですよ。

  • 何でもみんな分け合うこと

  • ずるをしないこと

  • 人をぶたないこと

  • 使ったものはかならずもとのところに戻すこと

  • ちらかしたら自分で後片づけをすること

  • 人のものに手を出さないこと

  • 誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと

  • 食事の前には手を洗うこと

  • トイレに行ったらちゃんと水を流すこと

  • 焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい釣り合いの取れた生活をすること

  • 毎日、少し勉強し少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして、少し働くこと

  • 毎日かならず昼寝をすること

  • おもてに出るときは車に気をつけ、手をつないで、はなればなれにならないようにすること

  • 不思議だな、と思う気持を大切にすること


砂場と子ども
砂場と子ども

砂場と子ども

笠間 浩幸 著者

 山をつくり、トンネルが掘られ、道路が走り、川が流れる。子どもは天地の創造者であり、また、街を壊してあるく怪獣でもある。容器で型どられた砂の固まり。大好きなプリンやケーキになってパーテイーが始まる。手のひらや腕には、払っても払っても落ちない砂粒がくっついている。白っぽいのや、黒っぽいもの、透明なものもあれば、キラキラと輝いてるものもある。

 

 砂場では年齢の低い子どもでも、長時間集中して遊ぶことができます。年長児ともなれば協力しあって砂場いっぱいに大がかりな遊びを展開するようにもなります。また、幼稚園や保育園での生活になじめなかった子どもが、砂場での遊びをきっかけとして喜んで通園するようになったという話もよく聞きます。

 

 数々の子どもの遊び場づくりを手がけてきた仙田 満氏は、「子どもとあそび」のなかで砂場について次のように語っています。

 

  私は砂場はどんな遊具よりも優れていると思う。そんな砂場に匹敵する遊具をつくってみたいと20代のころ私は考えた。しかし、30年近くたった今も私はまだそのような遊具をつくることができない


砂場の意味

 砂場はこどもたちにとって極めて重要だ。なぜなら砂場は可塑性をもった学習素材提供してくれるから。ある時、私は見たことがある。子どもたちが舗装された道路にあった穴ぼこのところへ夢中になって走っていたのを。彼らはそこで自由に形を作ることのできる土を穴ぼこから取り出していたのだ。もし子どもたち、とりわけ男の子たちに、あまり制限しないで自由に身体を動かせて、創造衝動を体験させる機会を与えてやれるなら、彼らの動物的な激情が抑制される。そしてこの目的のためには、木片、板、石などが砂場では役に立つ。

イギリスの動物学者 デスモンド・モリス

デスモンド・モリスは「あそびは、それが目的ではないが、ボーナスとして想像力の開発をもたらす

ケイト・ガネット・ウェルズ

「砂まみれ、泥だらけで遊ぶのは子ども時代の特権である」


 ロバート・フルガム著者、人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ。笠間 浩幸 著者、砂場と子ども。幼児の発達、創造性、想像力。数々の子どもの遊び場づくりを手がけてきた仙田 満氏。「子どもとあそび」のなかで、砂場はどんな遊具よりも優れていると語っています。

楽しい砂遊び
楽しい砂遊び

園児画像
園児画像

お友達と一緒に遊んで。一人でいっぱい遊んで。

お父さん、お母さんといっぱい遊んで!

おじいちゃん、おばあちゃんと遊んで。

夢が膨らむ、見る物、聞く物、触る物。すべてが新鮮、新しい発見。

毎日が楽しい事でいっぱい!遊んで、学んで、何して遊ぶ?